尾道市の中屋本舗さんという和菓子屋さんが「鯨羊羹」というお菓子を作っています。お土産屋さんで購入したのですが、尾道では一番古いお土産ということです。
検索すると宮崎県のお菓子が上に出てきますが、それとは完全に別物のようです。

私は単身世帯なので一食分を購入しましたが、一本売りもしているようです。

包みを開けると、
……保存状態が悪かったので少し偏っています。
鯨を食べたことがある方ならわかると思いますが、
鯨の皮の部分にとてもよく似ていませんか?
酢味噌で食べるあの感じですね。

尾道は港町で、元々鯨を捕る文化が根付いていたそうです。
皮の部分は「おばけ」と言ってやはり熱湯にさらして冷やし、酢味噌で食べていたとか。
それにしても、似ている……。
「ようかん」なので、例のコレがついてきます。

一口分に切るとこんな感じ。

上の黒い部分がゼラチン、下の部分が少しお米をつぶしたおはぎのような感じで、羊羹とは違い甘すぎず、ほんのりとほの甘く幸せになる味です。
これなら一本買っても食べきれたかもしれないですねぇ。