ざっくりとした写真記事を載せましたが、続きまして詳細になります。

  • 太魯閣について
    台北から特急で2時間ほどの「花蓮」という街からアクセスできる絶景ポイントです。大理石で出来た山に立霧渓という河川が浸食し出来た山で、大理石の奇岩、真っ青な水でできた美しい滝があります。

    普通のカメラで腕がない人が写すと、比較対象がなくて小川に見えてしまうのがもったいないところですが、上の写真でなんとなくスケール感がわかると思います。全部でかいです。日本ではさほど有名ではないスポットですが、台湾国内・欧米の旅行者が多いです。
    ちなみに今回経験したことですが、台湾に行ったと言うと
    10人中8人に「九份行った?」と聞かれて話が終わってしまいます。
    そういう意味でも一発目に太魯閣渓谷は行かないでいいかもしれないです。別の記事でもネタにしましたが、花蓮駅から太魯閣の中腹(天祥)まではバスが通っており、乗り放題で250元のチケットがあります。しかし1時間に1本であるほか、天祥より先のスポットには行けなかったりするので、複数人で行く場合はタクシーチャーターした方が賢明です。
    記事で訪れた白楊瀑布は、天祥から遊歩道の入り口まで1km+遊歩道2km歩いていきましたが、横をすぐ車が通るため危なっかしいです。
  • 花蓮について
    台湾東部にある街です。台湾の新幹線は台湾島の西側を通るため、特急(台湾鉄道)でしか辿り着けません。

    太魯閣という人気スポットがあるため観光客が多く、特急の切符を取るため、2週間前の日には現地時間0時、つまり日本時間1時まで起きている必要があります。(もしかするとそこまでしなくても取れたかもしれませんが……)
    規模としては、日本だと新幹線の止まる地方駅ぐらいの都市でしょうか。
    2018年4月に大きな地震があったほか、今も地震が断続的に続いているような土地で、太魯閣にも落石注意の看板がたくさんありました。1日目、台北に台北にいる間にもアラートが鳴っていましたので、安全な土地とは言えないと思います。震度4程度だったようですが、太魯閣にいたらどうだったか聞かれると少し怖いですね。

    花蓮市中の移動には公共交通機関もありますが、長距離移動をしない限りはタクシーを捕まえた方が便利です。台湾のタクシーは初乗りが100元もしないので、効率的に使っていきましょう。

  • 祥徳寺
    太魯閣渓谷の天祥にある寺院です。山の上の寺院とあって吊り橋やらなんとも有難いムード。階段を上って眺める風景はもちろん絶景です。
    お土産物屋さんで大理石のアクセサリーが沢山売っていましたので、お好きな方は是非。
    私もおばちゃんの粘りある営業で一番安くて小さいのを買ってしまいました(150元ですが。ちゃんとしたのは1000元以上……)
  • 松園別館
    花蓮は日本統治時代に開拓された土地で、その時代に兵事部のオフィスとして使われていたのが松園別館です。小高い丘に作られていて異国の建物ということで、長崎で見たグラバー園を彷彿とさせました。
    横に防空壕体験という歴史の重みを嫌でも感じられるアトラクションがあります。松園別館は、特攻隊員が出征に赴く前、天皇からお神酒を賜る場所として使われていたそうです。防空壕の中では日本語のラジオドキュメンタリーをそのまま流しているようで、神風特攻隊の出征前の写真と相俟ってとてもテンションが下がります。
    庭園にある喫茶では松園だけに松の葉ジュースを出していました。
  • 七星潭
    太魯閣行きのバスの経路に組み込んであるビーチです。ビーチと言っても砂浜ではなく、危険な場所なので泳げず見るだけになるのですが、かなり整備してあってボンヤリ見ていても綺麗な海岸です。ただしボンヤリしていると後ろに空港と空軍基地があるため戦闘機が飛んでいく爆音がする、というなんだかシュールな場所です。
    犬の散歩やデートをしている方が多かったです。
    台湾らしく屋台も出ていました。
  • 陸軍
    あんまりうまく撮れておらず残念なのですが、現台湾陸軍の軍事基地もこの街にあり戦車が飾ってあります。というか、花蓮自体が軍施設が多くある土地柄らしく、とある場所を撮影した際に制服を着た方に怒られてしまいました。敷地外に飾ってあるものは問題ないと思いますが、敷地内は撮らないよう気を付けてください。(台北の総統府もまっすぐカメラを向けてはいけないと聞きますね)
    花蓮に限らず、「不行!(Bù xíng!)」と言われた時は怒られていると認識しましょう。
    ちなみにミッキーマウスはこの近くです。
  • 鵝肉先生
    花蓮市内にあるガチョウ肉のお店です。鶏肉よりうまみがあり、何よりビールに合う。注文は記入式ですが、480元とあり予算オーバーで固まっていると半分(240元)にしてもらえました。結構骨のギリギリまでお肉を切っているらしく、私が行ったときは骨まで入ってしまっていてちょっと食べにくかったです。土地柄なのか、日本語が出来る年配の店員さんもいらっしゃいました。
  • 旧鉄道行人徒歩区
    街ブラしていて見つけたところ。廃線跡がショッピングストリートのようになっています。衣料品が安く、京都の新京極から裏道に入ったようなイメージ。帰りの列車の時間が迫っている中タクシーが見当たらずでほぼ観光できませんでした。めちゃくちゃ悔しい。
    クレヨンしんちゃんが流れるタロイモドリンク店や、UFOキヤシチヤーもあります。

台北編もアップロードする予定です。